昭和20年、広島・呉。わたしは ここで 生きている
◎監督・片渕須直×原作・こうの史代―信頼しあう2人のタッグ 再び―
監督は片渕須直。第14回文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞の前作『マイマイ新子と千年の魔法』(09)は観客の心に響き、異例の
断続的ロングラン上映を達成しました。徹底した原作追及、資料探求、現地調査、ヒアリングを積み重ね、すずさんの生きた世界をリア
ルに活き活きと描き出した本作には紛れもなく今の私たちの毎日に連なる世界があります。
原作はこうの史代。第13回メディア芸術祭マンガ部門優秀賞ほか各メディアのランキングでも第1位を獲得。綿密なリサーチによる
膨大な情報と、マンガ表現への挑戦がさりげなく織り込まれており、その創作姿勢と高い完成度から多くのマンガファン・書店員から熱
い支持を得ています。NHK『花は咲く』アニメ版でタッグを組んだ2人が再び結集し、新たな感動をお届けします。
◎すずさんの世界を彩る女優・のん、音楽・コトリンゴ
主人公すずさんを演じるのは女優・のん。片渕監督が「ほかには考えられない」と絶賛したその声でやさしく、柔らかく、すずさんに息
を吹き込みました。すずさんを囲むキャラクターには細谷佳正、稲葉菜月、尾身美詞、小野大輔、潘めぐみ、岩井七世、牛山茂、新谷真
弓ら実力派が集結。松竹新喜劇の座長・澁谷天外も特別出演しています。
本作の音楽はコトリンゴが担当。ナチュラルで柔らかい歌声と曲想が、すずさんの世界を優しく包みこみます。
◎「この映画が見たい」の声が生んだ、100年先に伝えたい珠玉のアニメーション
クラウドファンディングで3,374名のサポーターから39,121,920円の制作資金を集めた本作。日本全国からの「この映画が見たい」
という声に支えられ完成した『この世界の片隅に』は、長く、深く、多くの人の心に火を灯し続けることでしょう。100年先にも愛され続け
る映画が、ここに誕生しました。
◎異例の劇場ロングラン―口コミが生んだ奇跡
2016年11月12日より全国63館から劇場公開が始まり、満席となる劇場が相次ぎ、全国週末動員ランキングトップ10にランクイン
し、以降年をまたいで15週連続ランクインを記録、累計360館を超える劇場で上映される異例のロングラン興行となり、興行収入25
億円を突破し、来場者は200万人に届く勢いで上映はいまなお継続しています。(※2017年6月現在)
【封入特典】
●特典BD
・メイキング映像
・のん、すずになる(仮)[出演:のん(北條すず役)]※新規インタビュー&メイキング映像
・オリジナルサウンドトラック発売記念スペシャルライブ[出演:カタスミクインテット(コトリンゴ 他)]
・練馬アニメカーニバル2015トークイベント[出演:片渕須直(監督)・こうの史代(原作)]
・呉市立美術館トークイベント[出演:片渕須直(監督)・こうの史代(原作)]
・プレミア試写会イベント[出演:片渕須直(監督)・のん(北條すず役)・コトリンゴ(音楽)]
・公開記念とことんトークイベント[出演:片渕須直(監督)・こうの史代(原作)・尾身美詞(黒村径子役)・岩井七世(白木リン役)・新
谷真弓(北條サン役) 他]
・舞台挨拶集[出演:片渕須直(監督)・のん(北條すず役)・尾身美詞(黒村径子役)・潘めぐみ(浦野すみ役)・岩井七世(白木リン役)・
新谷真弓(北條サン役)・コトリンゴ(音楽) 他]
●特製100Pブックレット
【映像特典】
・パイロットフィルム
・クラウドファンディング支援者イベント版冒頭エピソード「冬の記憶」(音声無し/字幕)
・特報
・劇場予告編
・TV SPOT集
・すずさんのありがとう
【音声特典】
本編オーディオコメンタリー
・【解説編】[出演:片渕須直(監督)・氷川竜介(アニメ・特撮研究家)・藤津亮太(アニメ評論家)]
・【キャスト編】[出演:片渕須直(監督)・尾身美詞(黒村径子役)・潘めぐみ(浦野すみ役)・新谷真弓(北條サン役)]
【仕様】
・浦谷千恵(監督補・画面構成)描き下ろしイラスト仕様特製収納ケース
・特製インナージャケット