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角栄に花束を 12のレビュー一覧

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「天を衝く」ための第一歩

2024年09月24日 by 磯ロック さん

総裁選で岸信介を抑え、総理の座を射止めた石橋湛山は愛弟子の池田勇人と共に動き出す。
だが、急な病によって石橋は職務を全うできなくなり退陣の憂き目に見舞われる。
そして、後を受けた岸は内閣改造に乗り出し、角栄を郵政大臣に任命する。
破格の出世に喜ぶ彼だったが、郵政省は一筋縄ではいかない「戦場」であった…。

角栄の「総理へのサクセスストーリーの本当の始まり」と言える展開になりますが「官僚の掟」「獅子身中の虫」にいかに立ち向かうか、そしてそれを跳ねのけて突き進むパワフルさが見どころです。
一方で様々な弊害が言われる派閥が誕生するのも軸となっていて、しがらみのある中でどちらに着くべきか苦悩する様は複雑な気持ちになります…。
登場人物の中には苗字を見たらすぐ分かるタイムリーな方の身内も登場していて、遥か昔のようでいて今に繋がる話を読んでいると実感できますね。

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